ファームポンタハウスのチマサンチュとベビーリーフの商品化への課題の件


‘24年の新春には、ホームセンターで手に入れたチマサンチュ🥬の種を一袋、またベビーリーフを一袋蒔きました。他の作物の種より雪解け水を吸収して、芽が今年は驚くほど良く出ています。そこで、GWには販促品として、苗🌱のポットとリーフを出品しました。ところが都会の駅近の店のせいか、余りリーフ作物のベランダ栽培にはご興味が無い様です。畑仲間には、二つずつ配り、更にGWの焼肉にどうかと二つずつ収穫品も配りました。癖がなく飾りや、メインの肉料理や魚料理の皿の上の葉物にもなる優れものです。ただ初めての経験でしたが、葉物野菜は売れ難い。日差しがある環境では、萎れたり枯れたりと気を使います。販促品として苗🌱をチマサンチュ🥬とベビーリーフから始めましたが、都市近郊の駅🚉の店舗顧客にはベランダ栽培は無理で、購入用も2-3袋のリーフ以外は、持ち帰るかフードロスになる辛い体験になりました。次回のマーケティング時に期待!⤵️

チマサンチュとは何かしら⁉︎

下の写真は🤳タキイさんの種のサイトより。青チマサンチュです。チマサンチュには、紫色と青チマサンチュが有り、どちらも普通の焼き肉屋さんで出されるサンチュとは違う使い方をします。サンチュ🥬は縦長くて全てをその成長と共に頂きますが、チマサンチュについては、チマチョゴリのスカートを広げた様な形で成長をします。日差しを受けて、下葉が伸びてから、伸びた下葉から次々に一枚ずつ採取するのが特徴です。ですから、畑にある場合やベランダや家庭菜園でも便利に必要なだけ使える〜所謂ベビーレタスの種類とされます。

では、チマと言う言葉にはどんな意味があるでしょうか⁉︎チマと言うのは朝鮮服でも先の巻きスカートのチマ【裳】と書きます。その名の通りの形です。

朝鮮語では所謂サンチュ🥬をチシャと呼び、こちらのチマサンチュをかき‐ちしゃ【×掻き萵苣】と言う栽培品種だとします。茎が長く伸び、チマサンチュは結球をしません。下葉を掻き取り収穫するのが特徴で下葉の形態はサンチュ🥬同様です。

チマサンチュ〜掻きチシャの由来とは⁉︎

チマサンチュ🥬〜別名掻きチシャの由来を歴史的に遡るとエジプト🇪🇬の古来だとも、中国や朝鮮、或いは日本産も紫チシャが有ったとさえされており、特に日本では東北地方の伝統料理にチシャが使われる事があります。チマサンチュもサンチュ🥬も下葉を焼肉を巻くのに使われる他に、春巻きではレタスの代わりにも、また様々な種類の工夫あるアイデア料理が生まれています。

伝統料理では、山口県のチシャナマスや広島県のチシャ揉み等が今でも食されます。下の写真は山口県の伝統野菜とされるチシャのクリスマスツリー仕立てで、16世紀初頭の宣教師の布教の影響ともされます。⤵️

下記の野口野菜種の研究所では、チマサンチュの種の扱いが有り、またその産地や英語名、更には由来についても記載。

https://noguchiseed.com/yasai/spring/chima_santyu.html

追記ー『不思議な国のアリス』からチシャ猫

上の絵柄は、ディズニーのキャラクターになった際の『不思議の国のアリス』からのイラストで、いつもニヤニヤして神出鬼没の「チェシャ猫」です。原作でも色については白黒印刷では、口の辺りの笑い顔が酷く気になるので有名な縞模様の猫なのです。その色合いについてもピンクや紫色の縞模様とされていますが、ネーミングの由来には次の諸説が有力です。イギリス🇬🇧生まれの『不思議な国のアリス』の原作者であるルイス・キャロル(本名チャールズ・ドヂソン)が生まれたと言うイギリス中部の「Daresbury(ダーズベリー)」という村は、「Cheshire(チェシャ)」州にあり、その州が猫の形をしていたとされます。別の由来では、当時のポピュラーな表現に「grin like a Cheshire cat(チェシャ猫のように笑う)」というものがあり、その表現のCheshire Catを使用したと言いますが、何れも場所伝来の猫か、または紫色のチシャ🥬菜と関係有るかは不明と言えます。はたまた、チェシャ州には酪農家が多く、猫にとってミルクが豊富なよい環境だった、などともいいますが何故紫なのか、音韻がチシャ菜の色合いから影響を受けたかは、その地方の伝統的な食べ物やキャロルの食卓を覗いてみる必要が有りそうです。チマチョゴリの色合いや広がるスカートの形状と、イギリス🇬🇧の作家の『不思議な国のアリス』案内役のキャラクター原案が相互に繋がるかについては、色合いからも、イメージや想像を何故か掻き立てられます。

https://www.disney.co.jp/fc/alice-in-wonderland/character/chisya-neko


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